台風970hPaとは、台風の中心気圧が970ヘクトパスカルであることを意味します。
980hPaより10hPa低く、950hPaより20hPa高い数字です。
台風は一般に中心気圧が低いほど発達している傾向があります。
ただし、970hPaという数字だけでは、台風の最大風速や危険性は判断できません。
この記事では、970hPaの意味を周辺の気圧と比較し、台風の強さの決まり方や気象情報の確認ポイントを解説します。
台風970hPaとは?中心気圧の数字を確認
hPa(ヘクトパスカル)は気圧を表す単位です。
台風情報の「中心気圧970hPa」は、台風の中心付近の気圧を示しています。
参考として、標準的な海面気圧は約1013hPaです。970hPaとの差は約43hPaになります。
| 比較する気圧 | 970hPaとの差 |
|---|---|
| 1013hPa | 43hPa低い |
| 980hPa | 10hPa低い |
| 970hPa | 基準 |
| 960hPa | 10hPa高い |
| 950hPa | 20hPa高い |
| 940hPa | 30hPa高い |
気圧が低いほど数値は小さくなります。
ただし、この比較表は気圧の数値差を示すものであり、台風の風速差を表したものではありません。
970hPaと980・950hPaはどれくらい違う?
970hPaを基準にすると、980hPaとは10hPa、950hPaとは20hPaの差があります。
970hPaと980hPaは10hPaの差
980−970=10hPaです。
970hPaのほうが中心気圧は10hPa低くなります。
ただし、中心気圧が10hPa低いから、最大風速が必ず何m/s増えるという単純な換算はできません。
970hPaと950hPaは20hPaの差
970−950=20hPaです。
950hPaのほうが中心気圧は20hPa低くなります。
中心気圧の低さは台風の発達を考える手掛かりになりますが、台風の大きさや周囲との気圧差、風の分布なども関係します。
そのため、970hPaと950hPaの危険性を気圧だけで決めることはできません。
970hPaは「強い台風」に入る?
気象庁では、台風の「強さ」を最大風速によって区分しています。
中心気圧970hPaだから「強い台風」という決まりではありません。
| 台風の最大風速 | 気象庁の強さの階級 |
|---|---|
| 33m/s未満 | 強さの階級表現なし |
| 33m/s以上44m/s未満 | 強い |
| 44m/s以上54m/s未満 | 非常に強い |
| 54m/s以上 | 猛烈な |
※この表は台風の最大風速(10分間平均)による分類です。
例えば、中心気圧が970hPaでも、最大風速を確認しなければ気象庁の強さの階級は判断できません。
また、強さの階級表現が付かない台風でも、強風や大雨による災害が発生する可能性があります。
中心気圧970hPaだけではわからないこと
台風の危険性を考えるときは、中心気圧のほかにも複数の情報を確認する必要があります。
最大風速・最大瞬間風速
最大風速は、台風の風の強さを判断するための重要な数字です。
最大瞬間風速は、対象期間における瞬間的な風速の最大値を示します。
970hPaという中心気圧から、これらの数値を直接計算することはできません。
強風域・暴風域と雨の情報
気象庁の台風情報では、平均風速15m/s以上の風が吹くか吹く可能性がある範囲を「強風域」、25m/s以上の範囲を「暴風域」と呼びます。
また、台風による雨の量は中心気圧だけでは判断できません。
台風が近づく場合は、進路、風の強さ、雨量、警報、キキクルなどを合わせて確認しましょう。
970hPaとほかの気圧を比較する計算ツール
中心気圧と比較したい気圧を入力すると、差が何hPaあるかを計算できます。
980hPa・970hPa・960hPa・950hPaなどの比較にも使えます。
台風の中心気圧・気圧差比較ツール
2つの中心気圧を入力すると、 何hPa違うのか、どちらが高い・低いのかを計算します。 hPaからPaへの換算もできます。
よく比較する気圧
※1hPa=100Paとして換算します。 ボタンで選べる気圧は比較用の数値であり、 特定の台風の観測値を示すものではありません。
安全上の注意: このツールは中心気圧の差と単位の計算専用です。 最大風速・最大瞬間風速・台風の強さの階級・ 大雨や高潮の危険度・避難の必要性は判定できません。 最新の気象庁・自治体の情報を確認してください。
※このツールは気圧の数値差を計算するものです。最大風速、台風の強さの階級、災害の危険性は判定できません。
台風970hPaについてよくある質問
台風970hPaは強いですか?
970hPaは台風の中心気圧を示します。
気象庁の「強い台風」という階級は最大風速33m/s以上44m/s未満で決まるため、中心気圧だけでは判断できません。
970hPaと980hPaはどれくらい違いますか?
10hPaの差があります。
970hPaのほうが中心気圧は低くなります。
970hPaと950hPaではどちらが危険ですか?
中心気圧だけを比較すると950hPaのほうが20hPa低い値です。
ただし、実際の危険性は最大風速や雨量、台風の位置などによって変わるため、気圧だけで判定できません。
970hPaなら暴風域がありますか?
中心気圧970hPaという数字だけではわかりません。
暴風域の有無は気象庁の台風情報で確認してください。
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まとめ|970hPaは中心気圧の数字
台風970hPaとは、中心気圧が970ヘクトパスカルという意味です。
980hPaより10hPa低く、950hPaより20hPa高い数字ですが、これだけで台風の強さや危険性は決まりません。
気象庁の台風の強さの階級は最大風速で区分されます。
台風が接近する場合は、中心気圧だけでなく最大風速、暴風域、雨量、気象警報、自治体の情報も確認してください。
