マイケル・ジャクソン『スリラー』の印税はいくら?1枚2ドルから収入を計算

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世界で最も売れたアルバムとして知られる、マイケル・ジャクソンの『スリラー』。

世界累計販売数は推定6,700万枚を超えていますが、マイケル・ジャクソン本人には、いったいいくらの印税が入ったのでしょうか。

当時のマイケル・ジャクソンは、弁護士ジョン・ブランカの交渉によって、レコード1枚につき2ドルを超える、業界最高水準の印税率を得ていたと報じられています。

仮に6,700万枚すべてに1枚2ドルの印税が発生したとすると、計算上は1億3,400万ドル。1ドル150円なら、約201億円です。

ただし、この金額は契約書や支払明細によって確認された「確定収入」ではありません。販売時期、国、商品形態、契約条件などを考慮せず、公開されている数字を単純に掛けた試算です。

世界記録と米国のアルバム認定順位については、世界一売れたアルバムは何?歴代記録と集計方法の違いで解説しています。

この記事の結論

  • 当時の印税率は、レコード1枚につき2ドル超と報じられている
  • 6,700万枚×2ドルなら、約1億3,400万ドル
  • 1ドル150円なら約201億円
  • ただし、実際に受け取った印税総額は公表されていない
  • 作詞印税、映像収入、商品収入などは別に発生した可能性がある

※本記事では、分かりやすくするため「印税」という言葉を広い意味で使用する箇所があります。実際の音楽収入には、アーティスト印税、作詞・作曲に関する著作権使用料、映像収入など、性質の異なる収入があります。

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『スリラー』の印税はいくらだった?

結論からいうと、マイケル・ジャクソンが『スリラー』から受け取った印税の正確な総額は、一般には公表されていません。

ただし、当時の印税率と推定販売枚数を使えば、おおよその規模を計算できます。

計算に使う数字内容
世界販売数推定6,700万枚超
1枚あたりの印税2ドル超と報道
単純計算した印税1億3,400万ドル超
1ドル150円の場合約201億円超

計算式は非常に単純です。

6,700万枚 × 2ドル = 1億3,400万ドル

そのため、インターネット上では「『スリラー』の印税は1億3,400万ドルだった」と紹介されることがあります。

しかし、正確には公開された販売枚数と報道された印税率を掛けた概算です。

販売枚数そのものについては、『スリラー』はどれだけ売れた?6,700万枚を身近な数字で比較で詳しく解説しています。

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日本円にすると約134億~214億円

1億3,400万ドルを日本円に換算した金額は、使用する為替レートによって変わります。

仮の為替レート1億3,400万ドルの日本円換算
1ドル100円約134億円
1ドル120円約160億8,000万円
1ドル140円約187億6,000万円
1ドル150円約201億円
1ドル160円約214億4,000万円

この記事では、金額の大きさをイメージしやすくするため、1ドル150円の場合の約201億円を主な比較に使用します。

当時の収入を現在の為替レートだけで換算するものではありません。

スリラー』は1982年に発売され、その後も長期間売れています。実際の収入は、その時々の通貨、為替、契約条件によって異なります。

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約201億円はどれくらいの金額?

約201億円といわれても、日常生活から離れすぎていて、簡単には想像できません。

そこで、1万円札や一般的な年収に置き換えてみます。

1万円札なら約201万枚

201億円をすべて1万円札にすると、必要な枚数は約201万枚です。

201億円 ÷ 1万円 = 201万枚

日本銀行券は、一般に1枚約1gとされます。

1万円札201万枚なら、重さは単純計算で約2,010kg。約2トンです。

換算項目結果
1万円札の枚数約201万枚
重さ約2,010kg
1枚0.1mmとして積んだ高さ約201m

1万円札を厚さ約0.1mmとして積み上げると、高さは約201mになります。

高層ビルに匹敵する高さの1万円札を積み上げるような金額です。

年収500万円なら約4,020年分

年収500万円の人が稼ぐ金額に置き換えると、約201億円は次の規模です。

201億円 ÷ 500万円 = 約4,020年分

1人が年収500万円で働き続けるなら、約4,020年かかる金額です。

別の見方をすると、年収500万円の人4,020人が、1年間に受け取る給与の合計に相当します。

1枚売れるとマイケルには約300円?

1枚あたり2ドルを、1ドル150円で換算すると約300円です。

2ドル × 150円 = 約300円

仮にアルバムの店頭価格が3,000円なら、1枚売れたときのアーティスト印税は、店頭価格の約10%に相当します。

項目仮の金額
アルバムの店頭価格3,000円
1枚あたりの印税約300円
店頭価格に対する割合約10%
その他の部分約2,700円

残りの金額が、そのままレコード会社の利益になるわけではありません。

商品の製造、流通、販売店、宣伝、録音費用、関係者への報酬など、さまざまな費用や取り分が含まれます。

「1枚2ドル」は、店頭で支払った金額のうち、マイケル・ジャクソンのアーティスト印税として計算される部分の目安です。

実際の契約では、計算の基準となる価格や控除項目が定められている場合があります。

なぜ1枚2ドルという高い印税を得られた?

当時のマイケル・ジャクソンは、すでに『オフ・ザ・ウォール』などで大きな成功を収めていました。

その実績を背景に、弁護士ジョン・ブランカが契約交渉を行い、当時の音楽業界で最高水準とされる印税率を獲得したと報じられています。

契約交渉で有利な条件を獲得した

アーティストがレコードを発売したからといって、全員が同じ印税率を受け取るわけではありません。

過去の販売実績、人気、交渉力、レコード会社との契約内容などによって、取り分は大きく異なります。

マイケル・ジャクソンの場合は、すでに世界的な実績を持っていたため、一般的な新人アーティストよりも有利な条件を交渉できたと考えられます。

『スリラー』の爆発的な売上が収入を拡大した

1枚あたりの印税が高くても、販売枚数が少なければ総収入は大きくなりません。

スリラー』は世界で推定6,700万枚を超える規模まで売れたため、1枚あたり約2ドルという数字が、最終的に1億ドルを超える規模へ膨らみました。

つまり、マイケル・ジャクソンの巨額収入は、高い印税率と記録的な販売枚数の両方によって生まれたものです。

1億3,400万ドルが確定収入ではない理由

「6,700万枚×2ドル」という計算自体は正しいものの、実際の印税総額をそのまま示しているとは限りません。

その理由は、6,700万枚が40年以上にわたる世界全体の推定販売数だからです。

すべての国で同じ契約とは限らない

スリラー』は世界各国で販売されました。

国や地域によって販売会社、価格、通貨、税制、流通方法が異なります。

海外販売分について、米国内とまったく同じ条件で印税が計算されたとは限りません。

レコード・CD・配信では条件が異なる可能性がある

スリラー』は、レコード、カセットテープ、CD、ダウンロード、ストリーミングなど、時代に応じてさまざまな形で提供されてきました。

1982年当時のレコード契約を、その後のCDやデジタル配信へそのまま適用できるとは限りません。

販売枚数自体が推定値

スリラー』の世界販売数は、媒体によって6,700万枚、7,000万枚、1億枚以上などの違いがあります。

本記事では、ギネス世界記録が示している「6,700万枚超」を基準にしていますが、これも世界中の販売伝票を一枚ずつ合計した確定値ではありません。

契約上の控除が存在する可能性がある

レコード契約では、印税を計算する前に、録音費用、返品、包装費、宣伝費などの控除が設定される場合があります。

マイケル・ジャクソンの契約で、具体的にどのような控除が適用されたかは、公開情報だけでは確認できません。

アーティスト印税以外の収入もある

マイケル・ジャクソンが『スリラー』から得た可能性のある収入は、アルバム1枚ごとのアーティスト印税だけではありません。

楽曲制作、映像作品、商品化などから、別の収入が発生することがあります。

自分で作詞・作曲した曲の著作権収入

アルバムの歌手として受け取るアーティスト印税と、楽曲を作った人が受け取る著作権使用料は別のものです。

マイケル・ジャクソンは「Billie Jean」「Beat It」など、『スリラー』に収録された複数の楽曲を自身で書いています。

そのため、自作曲については、歌手としての収入に加えて、作詞・作曲者としての収入が発生した可能性があります。

音楽ビデオや映像作品からの収入

スリラー』の音楽ビデオは大きな話題になり、メイキング映像も商品化されました。

こうした映像作品の販売収入は、アルバム1枚あたりの印税とは別に考える必要があります。

関連商品やライセンス収入

人気の拡大に伴い、ポスター、衣料品、人形など、マイケル・ジャクソンに関連する商品も販売されました。

本人の肖像や名称を使用した商品について、契約に応じたライセンス収入が発生する場合があります。

1983年と1984年の推定年収は?

Forbesは、マイケル・ジャクソンの1983年の収入を推定4,300万ドル、1984年を推定9,100万ドルと紹介しています。

Forbesによる推定収入1ドル150円での参考換算
1983年約4,300万ドル約64億5,000万円
1984年約9,100万ドル約136億5,000万円
2年間合計約1億3,400万ドル約201億円

偶然にも、2年間の推定収入を合計すると1億3,400万ドルになります。

ただし、この2年間の収入には、『スリラー』のアルバム印税だけでなく、過去作品、映像、商品、広告契約など、複数の収入源が含まれていると考えられます。

Forbesの年間収入と、6,700万枚×2ドルの試算は別の数字です。

金額が同じ1億3,400万ドルになっても、「『スリラー』の印税額が確認された」という意味ではありません。

印税1億3,400万ドルを期間別にすると?

スリラー』発売後の約43年間で、1億3,400万ドルの印税が均等に発生したと仮定してみます。

期間ドル換算1ドル150円の場合
1年あたり約312万ドル約4億6,700万円
1日あたり約8,500ドル約128万円
1時間あたり約356ドル約5万3,000円
1分あたり約5.9ドル約890円

平均すると、発売から40年以上にわたり、1日約128万円の印税が発生したような規模です。

もちろん、実際の売上は均等ではありません。

発売直後の1983年から1984年に販売が集中し、その後は再発売や記念盤などによって追加の売上が発生しています。

店頭売上約2,010億円との違い

前の記事では、『スリラー』6,700万枚を1枚3,000円として、店頭売上を約2,010億円と計算しました。

一方、1枚あたりの印税を約300円とすると、本人のアーティスト印税は約201億円です。

項目試算額
仮の店頭売上約2,010億円
マイケルのアーティスト印税約201億円
印税が店頭売上に占める割合約10%
その他の部分約1,809億円

この約1,809億円が、一つの会社や人物に入るわけではありません。

レコード会社、販売店、流通業者、製造会社、宣伝関係者、その他の権利者などへ分配され、そこから各種費用が支払われます。

『スリラー』6,700万枚の高さ・重さ・店頭売上については、販売枚数の記事で確認できます。

『スリラー』の印税を早見表で確認

項目試算結果計算条件
世界販売数6,700万枚超ギネス世界記録の推定
1枚あたりの印税2ドル超当時の報道による
単純計算した印税1億3,400万ドル超6,700万枚×2ドル
日本円換算約201億円超1ドル150円
1枚あたりの日本円約300円1ドル150円
1万円札の枚数約201万枚201億円の場合
1万円札の重さ約2トン1枚約1g
年収500万円換算約4,020年分201億円÷500万円

よくある質問

スリラー』の印税とマイケル・ジャクソンの収入について、よくある疑問をまとめます。

マイケル・ジャクソンは1枚売れるごとにいくら受け取った?

当時、1枚につき2ドルを超える印税を受け取っていたと報じられています。

1ドル150円なら1枚約300円ですが、実際の円換算額は販売時期や為替によって異なります。

『スリラー』の印税は本当に約201億円?

約201億円は、6,700万枚に1枚2ドルを掛け、さらに1ドル150円で換算した試算です。

マイケル・ジャクソン本人やレコード会社が公表した確定総額ではありません。

店頭売上2,010億円が本人に入った?

入りません。

約2,010億円は、1枚3,000円で6,700万枚売れたと仮定した店頭販売額です。

そこから販売店、流通、製造、レコード会社、権利者などへ分配されます。

作詞・作曲の印税も含まれる?

1枚2ドルという数字は、主にレコード契約に基づくアーティスト側の印税として紹介されているものです。

自作曲の著作権使用料や、映像・商品などの収入は別に発生した可能性があります。

まとめ:単純計算では1億3,400万ドル超

マイケル・ジャクソンは、『スリラー』の時代に、レコード1枚につき2ドルを超える業界最高水準の印税を得ていたと報じられています。

世界販売数6,700万枚を使って単純計算すると、次のようになります。

  • 6,700万枚×2ドル=1億3,400万ドル
  • 1ドル150円なら約201億円
  • 1枚売れるごとに約300円
  • 1万円札なら約201万枚
  • 年収500万円なら約4,020年分

ただし、約1億3,400万ドルは公開情報から計算した推定値であり、本人の銀行口座に入った金額を示すものではありません。

国や時期、レコード・CD・配信などの形態、契約上の控除によって、実際の受取額は変わります。

それでも、記録的な販売枚数と高い印税率が組み合わさり、『スリラー』がマイケル・ジャクソンに巨額の収入をもたらしたことは間違いありません。

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参考資料

※本記事の金額は、公開されている推定販売枚数と報道された印税率を用いた概算です。契約書、印税明細、税引後の手取り額を示すものではありません。日本円換算は金額の規模をイメージするため、便宜上1ドル150円などの仮定を使用しています。

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