台風情報を見ていると、「強風域に入りました」「暴風域に入る見込み」といった表現が出てきます。
しかし、「強風域と暴風域は何が違う?」「風速何mから?」「どちらの方が危険?」と分かりにくいですよね。
結論からいうと、強風域は風速15m/s以上、暴風域は風速25m/s以上の風が吹いている、または吹く可能性がある範囲です。
時速換算すると、
- 強風域:15m/s=54km/h
- 暴風域:25m/s=90km/h
となります。
強風域より暴風域の方が風速の基準が10m/s高く、時速では36km/hの差があります。
この記事では、台風の強風域と暴風域の違いを、風速・時速・範囲・半径・台風の大きさとの関係まで数字で比較します。
強風域と暴風域の違いを早見表で比較
| 項目 | 強風域 | 暴風域 |
|---|---|---|
| 風速の基準 | 15m/s以上 | 25m/s以上 |
| 時速換算 | 54km/h以上 | 90km/h以上 |
| ノット換算 | 約29.2kt以上 | 約48.6kt以上 |
| 台風での位置 | 比較的外側まで広がる | 強風域より内側 |
| 風速差 | 10m/s=時速36kmの差 | |
| 台風の大きさ判定 | 半径を使用 | 使用しない |
強風域=15m/s、暴風域=25m/sと覚えるのが最も分かりやすいです。
強風域は風速15m/s以上
15m/sは時速54km
強風域の基準となる15m/sを時速へ換算すると、
15×3.6=54km/h
です。
1秒間に15m進む速さの風ということになります。
台風の比較的外側まで広がる
強風域は暴風域より広く、台風の中心から数百km離れた場所まで広がることがあります。
そのため、台風の中心がまだ遠くても、すでに強風域へ入ることがあります。
▶ 台風の強風域は風速何mから?15m/s・時速54kmはどれくらい?
暴風域は風速25m/s以上
25m/sは時速90km
暴風域の基準となる25m/sを時速へ換算すると、
25×3.6=90km/h
です。
強風域の15m/sより、かなり強い風になります。
強風域より内側にある
暴風域は、強風域のさらに内側に形成される範囲です。
ただし、すべての台風が暴風域を持っているわけではありません。
最大風速が25m/s未満なら、暴風域はありません。
▶ 台風の暴風域は風速何mから?25m/s・時速90kmはどれくらい?
15m/sと25m/sはどれくらい違う?
風速では10m/s差
強風域と暴風域の境界を比べると、
25-15=10m/s
の差があります。
時速では36km/h差
時速換算すると、
- 15m/s=54km/h
- 25m/s=90km/h
なので、
90-54=36km/h
の差です。
暴風域は、強風域よりも一段大きな風の影響を受ける範囲と考えられます。
暴風域は強風域の何倍の風速?
25÷15=約1.67倍
単純に風速の数字だけを比較すると、
25÷15=約1.67
です。
つまり、暴風域の基準25m/sは、強風域の基準15m/sの約1.67倍です。
風の影響が単純に1.67倍とは限らない
ただし、風による物体への力や被害まで単純に1.67倍になるわけではありません。
実際の影響は、風向き・突風・建物形状・地形・物体の大きさなどによって変わります。
ここでの約1.67倍は、あくまで風速そのものの数字の比です。
強風域と暴風域は半径も違う?
通常は強風域の方が広い
強風域は15m/s以上、暴風域は25m/s以上なので、一般的には強風域の方が外側まで広がります。
台風情報では、強風域半径と暴風域半径がそれぞれ示されることがあります。
同じ半径になるとは限らない
たとえば、
- 強風域半径:400km
- 暴風域半径:150km
のように、異なる大きさになることがあります。
また、東側と西側で半径が違うなど、台風の風域が左右対称とは限りません。
強風域半径500kmと暴風域半径100kmならどれくらい違う?
直径なら1000kmと200km
単純な円として考える場合、
強風域半径500kmなら、
500×2=直径1000km
です。
暴風域半径100kmなら、
100×2=直径200km
です。
半径では5倍の差
500kmと100kmなら、
500÷100=5倍
です。
このように、強風域は非常に広くても、暴風域は中心付近に限られている台風もあります。
台風の「大型」は強風域で決まる
強風域半径500km以上で大型
台風の「大型・超大型」という大きさの階級は、暴風域ではなく強風域の半径で決まります。
| 台風の大きさ | 強風域半径 |
|---|---|
| 表現なし | 500km未満 |
| 大型 | 500km以上800km未満 |
| 超大型 | 800km以上 |
暴風域半径では大型かどうか決めない
暴風域が広い台風でも、それだけで「大型」と呼ばれるわけではありません。
大型・超大型の判定に使うのは強風域の半径です。
「大型で強い台風」とはどういう意味?
大型=強風域半径500km以上
「大型」は台風の広さを表します。
強風域半径500km以上800km未満が大型です。
強い=最大風速33m/s以上
「強い」は台風の最大風速を表します。
最大風速33m/s以上44m/s未満が「強い」です。
つまり、
大型で強い台風=強風域が広く、最大風速も強い台風
という意味です。
強風域に入ったら暴風域にも必ず入る?
必ず入るわけではない
強風域は暴風域より広いため、強風域に入っても台風の進路や位置によっては暴風域まで入らない場合があります。
台風の進路次第で変わる
自分の場所が台風中心からどの方向にあり、台風がどこを通るかによって暴風域へ入るかどうかは変わります。
そのため、「強風域に入った=必ず次は暴風域」とは限りません。
暴風域がなくても強風域はある?
暴風域がない台風もある
最大風速が25m/s未満なら、25m/s以上になる暴風域はありません。
台風なら強風域は存在する
台風になる目安は最大風速約17m/s以上で、強風域の基準は15m/s以上です。
そのため、暴風域を持たない台風でも強風域はあります。
強風域・暴風域・強い台風を数字で比較
| 数字 | 時速 | 意味 |
|---|---|---|
| 15m/s | 54km/h | 強風域の基準 |
| 約17m/s | 約61km/h | 台風になる目安 |
| 25m/s | 90km/h | 暴風域の基準 |
| 33m/s | 118.8km/h | 「強い台風」の基準 |
| 44m/s | 158.4km/h | 「非常に強い台風」の基準 |
| 54m/s | 194.4km/h | 「猛烈な台風」の基準 |
15・17・25・33・44・54m/sを区別すると、台風情報の数字が理解しやすくなります。
強風域と暴風域では外出判断も違う?
強風域でも屋外活動を見直したい
強風域の基準15m/sは時速54kmです。
自転車・傘・屋外作業などでは、かなり風の影響を受ける強さです。
暴風域に入ってから行動しない
暴風域の25m/sは時速90kmに相当します。
暴風域へ入る予報なら、25m/sの風になってから移動するのではなく、強風域へ入る前後の風が弱いうちに必要な行動を終えることを優先しましょう。
強風域と暴風域についてよくある質問
強風域と暴風域の違いは何ですか?
強風域は15m/s以上、暴風域は25m/s以上の風が吹いている、または吹く可能性がある範囲です。
強風域は時速何kmですか?
基準の15m/sは時速54kmです。
暴風域は時速何kmですか?
基準の25m/sは時速90kmです。
暴風域は強風域の何倍ですか?
風速の基準だけを比べると、25÷15で約1.67倍です。
強風域に入ったら必ず暴風域にも入りますか?
必ずではありません。台風の進路や暴風域の大きさによって変わります。
大型台風は暴風域の広さで決まりますか?
いいえ。大型・超大型は強風域の半径で決まります。
まとめ|強風域15m/s・暴風域25m/sが大きな違い
- 強風域は15m/s以上
- 15m/sは時速54km
- 暴風域は25m/s以上
- 25m/sは時速90km
- 風速差は10m/s
- 時速差は36km/h
- 暴風域の基準風速は強風域の約1.67倍
- 強風域の方が通常は広い
- 大型・超大型は強風域半径で決まる
台風の強風域と暴風域の最大の違いは、基準となる風速が15m/sと25m/sであることです。
強風域は時速54km以上、暴風域は時速90km以上に相当し、暴風域の方が一段強い風の範囲になります。
暴風域へ入る予報が出ている場合は、暴風になってからではなく、風が弱いうちに移動や屋外作業を終える判断を優先しましょう。
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