💡1人前=料理で異なる。ご飯150g、麺100g、肉100gが基本と覚えると便利
「レシピの『1人前』って、どれくらいの量を作ればいいの?」
そんな疑問、ありませんか?
料理によって違う「1人前」の量。
正確な基準を知っておけば、作りすぎ・足りないを防げますよね。
📖 この記事でわかること
- 食材別の1人前の正確な量
- 外食と家庭料理の違い
- 年齢・性別による調整方法
⏱ 読む時間: 約3分
👤 この記事はこんな人向け
- 料理の分量で迷う初心者
- 1人前がどれくらいか分からない人
- レシピ通りに作りたい人
💡 関連記事:1切れ(魚)はどれくらい? | 1丁(豆腐)はどれくらい?
1人前はどれくらい?【基本定義】

1人前とは「成人1人が1食で食べる標準的な量」 です。
ただし、料理の種類、主食か副菜か、外食か家庭料理かで大きく異なります。
一般的には成人男性の標準量を基準にしています。
1人前の基本的な考え方
基準となる人:
- 成人男性(30-49歳)
- 標準的な活動量
- 1日の必要カロリー:約2650kcal
- 1食あたり:約650-900kcal
1人前の幅:
- 最小:子供・小食の人向け
- 標準:一般的な成人
- 最大:大食・活動量多い人向け
食材別:1人前の量

主食の1人前
ご飯(炊いた後):
- 標準:150-180g(茶碗1杯)
- 小盛り:110-130g
- 大盛り:200-250g
- カロリー:約250-300kcal(標準)
パスタ(乾麺):
- 標準:80-100g
- 少なめ:60-70g
- 多め:120-150g
- カロリー:約300-380kcal(標準)
うどん(乾麺):
- 標準:100g
- 少なめ:80g
- 多め:120-150g
- カロリー:約350kcal(標準)
そば(乾麺):
- 標準:100g
- 少なめ:80g
- 多め:120g
- カロリー:約340kcal(標準)
食パン:
- 標準:6枚切り1-2枚(60-120g)
- 軽食:1枚
- しっかり:2枚
- カロリー:約160-320kcal
肉類の1人前
豚肉・牛肉(炒め物・焼肉):
- 標準:80-100g
- 少なめ:60-70g
- 多め:120-150g
- カロリー:約200-400kcal(部位で差大)
鶏肉:
- 標準:100-120g
- むね肉1枚の半分程度
- もも肉1枚の2/3程度
- カロリー:約150-250kcal
ひき肉:
- ハンバーグ:100-120g
- 餃子:50-70g
- ミートソース:80-100g
魚介類の1人前
魚の切り身:
- 標準:80-100g(1切れ)
- 小さめ:60-70g
- 大きめ:100-120g
- カロリー:約100-250kcal(魚種で差)
刺身:
- 標準:70-100g(5-8切れ)
- 盛り合わせ:80-120g
- カロリー:約80-150kcal
エビ・イカ:
- エビフライ:3-5尾(80-100g)
- イカリング:80-100g
- カロリー:約100-200kcal
野菜の1人前
葉物野菜(生):
- サラダ:50-80g
- おひたし:70-100g(生の状態)
- 炒め物:80-100g
根菜類:
- じゃがいも:中1個(150g)
- にんじん:中1/2本(75g)
- 大根:5cm分(150-200g)
料理別:1人前の具体例

和食の1人前
定食メニュー:
- 生姜焼き定食:豚肉100g+ご飯150g+味噌汁+小鉢
- 焼き魚定食:魚1切れ90g+ご飯150g+味噌汁+小鉢
- とんかつ定食:豚肉120g+ご飯150g+味噌汁+キャベツ
丼もの:
- 牛丼:牛肉70-80g+ご飯250g
- 親子丼:鶏肉80g+卵2個+ご飯250g
- カツ丼:豚肉100g+卵2個+ご飯250g
鍋料理:
- 寄せ鍋:肉・魚介100g+野菜200g+豆腐1/2丁
- すき焼き:牛肉120-150g+野菜・豆腐
- しゃぶしゃぶ:肉150-200g+野菜
洋食の1人前
パスタ料理:
- ペペロンチーノ:パスタ100g+オリーブオイル大さじ2
- ミートソース:パスタ100g+ソース150g
- カルボナーラ:パスタ100g+卵2個+ベーコン50g
肉料理:
- ハンバーグ:ひき肉100-120g(直径10-12cm)
- ステーキ:牛肉150-200g
- チキンソテー:鶏肉1枚(200-250g)
サラダ:
- シーザーサラダ:野菜50g+ドレッシング
- ポテトサラダ:じゃがいも100g+野菜50g
- コールスロー:キャベツ80g
中華の1人前
炒め物:
- チャーハン:ご飯200g+具材80g
- 八宝菜:野菜・肉・海鮮合計200g
- 麻婆豆腐:豆腐1丁+ひき肉50g
麺料理:
- ラーメン:麺120-150g+スープ300ml+具材
- 焼きそば:麺150g+野菜・肉100g
- 冷やし中華:麺120g+具材100g
外食と家庭料理の違い

量の比較表
料理 | 家庭料理 | 外食 | 差 |
---|---|---|---|
ご飯 | 150g | 200-250g | 外食多め |
パスタ | 80-100g | 100-120g | 外食やや多め |
肉 | 80-100g | 100-150g | 外食多め |
魚 | 80-100g | 100-120g | 外食やや多め |
外食が多い理由:
- 満足感重視
- ボリューム感演出
- クレーム防止
- 男性客基準
家庭料理が少なめの理由:
- 複数品でバランス
- 食べきれる量
- 食材ロス防止
- 女性・子供も考慮
年齢・性別による調整

成人の1人前換算
成人女性(標準):
- 男性の約0.8倍
- ご飯:120-150g
- 肉・魚:60-80g
- パスタ:70-80g
成人男性(標準):
- 基準
- ご飯:150-180g
- 肉・魚:80-100g
- パスタ:90-100g
活動量多い人:
- 基準の約1.3-1.5倍
- スポーツ選手など
- ご飯:200-300g
子供の1人前換算
幼児(3-5歳):
- 大人の約0.3-0.4倍
- ご飯:50-70g
- 肉・魚:30-40g
小学生低学年:
- 大人の約0.5-0.6倍
- ご飯:80-100g
- 肉・魚:50-60g
小学生高学年:
- 大人の約0.7-0.9倍
- ご飯:100-140g
- 肉・魚:60-80g
中高生:
- 大人と同量または1.2-1.5倍
- 成長期で食欲旺盛
- 個人差大
高齢者の1人前換算
高齢者(65歳以上):
- 大人の約0.7-0.8倍
- ご飯:100-130g
- 肉・魚:60-80g
- 消化の良い調理法
生活シーン別【作り置き・弁当・パーティー】

作り置きでの1人前
カレー・シチュー:
- 1人前:約300-350g
- 4人分で約1.2-1.4kg
- 2-3日分まとめて作る
煮物:
- 1人前:約150-200g
- 小鉢1杯分
- 日持ちするので多めに
サラダ:
- 1人前:約80-100g
- 当日消費が基本
- 作り置き不向き
弁当での1人前
お弁当箱の容量:
- 成人男性:800-900ml
- 成人女性:600-700ml
- 子供:400-600ml
弁当の配分:
- ご飯:容量の1/2
- おかず:容量の1/2
- 主菜:1-2品
- 副菜:2-3品
具体例(男性800ml):
- ご飯:200g(400ml分)
- 主菜:肉・魚80g
- 副菜:野菜100g
- 卵焼き:卵1個分
パーティーでの1人前
立食パーティー:
- 通常の0.6-0.7倍
- つまみやすい量
- 品数多めで少量ずつ
着席パーティー:
- 通常の0.8-0.9倍
- コース料理形式
- 前菜・メイン・デザート
BBQ:
- 肉:150-200g
- 野菜:100-150g
- 通常より多め
よくある誤解・注意点

NG例:これは間違い!
量の誤解:
- ❌ 全員同じ1人前 → 年齢・性別で調整
- ❌ 外食=家庭料理の量 → 外食の方が多め
- ❌ 主食だけで1人前 → おかずとセット
作る量の誤解:
- ❌ レシピ通り作れば足りる → 食べる人で調整
- ❌ 2人前=1人前×2 → やや多めが安心
- ❌ 余らせたくないから少なめ → 足りない方が問題
カロリーの誤解:
- ❌ 1人前=決まったカロリー → 料理で大きく異なる
- ❌ 少なければヘルシー → 栄養バランス重要
- ❌ 外食は家庭の2倍 → 1.2-1.5倍程度
正しい理解のコツ
基本の考え方:
- 成人男性の標準量を基準
- 女性は0.8倍
- 子供は年齢で調整
- 活動量も考慮
作る量の決め方:
- 人数×1人前+予備
- 初めての料理は多めに
- 余っても翌日食べられる量
- 食べる人の好みを考慮
応用・関連換算【カロリー・栄養バランス】

1食の栄養バランス
理想的な配分:
- 主食:50-60%(ご飯・麺・パン)
- 主菜:15-20%(肉・魚・卵)
- 副菜:20-30%(野菜・海藻)
- 汁物:適量
PFCバランス:
- タンパク質(P):15-20%
- 脂質(F):20-30%
- 炭水化物(C):50-65%
カロリー別1人前の目安
600kcal前後:
- ざるそば+天ぷら
- 親子丼
- サンドイッチ
700-800kcal:
- 焼き魚定食
- 生姜焼き定食
- パスタ+サラダ
900kcal以上:
- カツ丼
- ラーメン+チャーハン
- ステーキ定食
レシピの「2人前」「4人前」の読み方

人数表記の意味
2人前:
- 成人2人が1食で食べる量
- 大人2人=大人1人+子供2人でもOK
- やや多めに作られることが多い
4人前:
- 標準的な家族4人分
- 大人2人+子供2人想定
- 実際は3人で食べ切れることも
6-8人前:
- パーティー・おもてなし用
- 大皿料理
- つまみながら食べる想定
レシピの人数調整
半分にする場合:
- 調味料も半分でOK
- ただし塩は味見しながら
- 調理時間はあまり変わらない
2倍にする場合:
- 材料は2倍
- 調味料は1.8倍程度
- 加熱時間は長めに
1.5倍にする場合:
- 3人前を作りたい時
- 材料は1.5倍
- 調味料は味見しながら調整
まとめ
1人前の基本を覚えよう:
- ご飯150-180g
- 肉・魚80-100g
- パスタ(乾麺)80-100g
- 料理で異なることを理解
実生活での活用ポイント:
- 年齢・性別で0.7-1.5倍調整
- 外食は家庭より1.2-1.5倍多い
- 迷ったらやや多めに作る
- 余っても翌日食べられる量
重さ感覚を身につけるコツ:
- 自分の標準量を知る
- 茶碗・お皿でグラム感覚
- よく作る料理で基準作り
- 食べる人の好みも考慮
覚えておきたい一言:1人前=ご飯150g・肉魚100g・麺100g!
これで、次から「1人前ってどれくらい?」「何人分作ればいい?」に困りません。
基本は成人男性の標準量、そこから調整すると覚えておけば完璧ですね!
FAQ:よくある質問
Q1: 1人前は何グラム?
料理によって異なります。
ご飯なら150-180g、肉・魚なら80-100g、パスタ(乾麺)なら80-100gが標準です。
1人前とは「成人1人が1食で食べる標準的な量」で、主食と副菜を合わせた総重量は300-500g程度になります。
例:焼き魚定食=魚90g+ご飯150g+副菜100g=約340g
Q2: 女性の1人前は男性と同じ?
女性は男性の約0.8倍が目安です。
成人男性が基準なので、女性はやや少なめで考えます。
ご飯なら120-150g、肉・魚なら60-80gが目安です。
ただし個人差が大きいので、食べる人の食欲に合わせて調整しましょう。
例:女性の焼き魚定食=魚70g+ご飯130g+副菜80g
Q3: 外食の1人前は家庭より多い?
はい、約1.2-1.5倍多いです。
外食は満足感を重視するため、家庭料理より多めです。
特にご飯は200-250g、肉類は100-150gと多めに提供されます。
外食の量を基準に家庭で作ると、作りすぎになるので注意しましょう。
例:定食屋のご飯200g、家庭のご飯150g
Q4: レシピの2人前を1人前にするには?
材料を半分にします。
基本的に全ての材料を半分にすればOKです。
ただし調味料は半分より少し多めの方が味が決まりやすいです。
また、調理時間はあまり変わらないので、火加減に注意しましょう。
例:2人前のパスタ200g→1人前100g、塩小さじ1→小さじ1/2強